2003年上半期

6月


カマス



ウルメ鰯

6月に入り今年も海の掃除(海底清掃)に三国の底引き船が出ています。県から補助金が下りて行っている物です。そのため漁港のセリは閑散としています。たまの揚がるのは釣りの魚や、定置網の物です。
そんな中で、カマスがよく釣れます。今脂が有って美味しいです。特に大きい物は刺身にもなりますし、もちろん干しても最高です。

定置網にはまだ真鯛が捕れますが一時ほどでは有りません。中には鯖やウルメ鰯が捕れています。本来なら真鰯が大量に捕れる筈ですが。数がとても少ない状況です。この現象は昨年から続いています。鰯は食物連鎖の底辺を成している生き物です。海流が変わって沖合いにいるのなら安心ですが、絶対量が激減してるのであれば大変なことです。海に生息する者すべてにかかわっていく事で、とても心配です。

5月


黒鯛


大鯛

『昨日仕事の後、東尋坊にのっこみチヌ釣りに!
もうちょいで50オーバーだったのに、惜しい49センチ上がりました。
一応、証拠の品届けときます。 
すげー引くぞー!
 お問い合わせはメールのみ、受け付けます。ニカカカッ!』

5月23日友達の安田君からチヌの釣果のメールがありました。元々かれの師匠はこの私でした。ただここ2年ほどスキーで肩を痛めたり、テトラから落ちて怪我をしたりで、竿を出していませんでした。その間に彼はイカつりの名人に成るやら、昨年はナルを釣ったりとか、ズーッと僕より上手くなってしまいました。ただ一つの牙城でありましたチヌ釣りも抜かれてしまいました。(!!)
チヌは学名「黒鯛」です。福井では「川鯛」といいました。それも古い人の言い方で今の若い人はやはりチヌといいます。でも僕は九頭竜川の河口でテトラや堤防の下にいる大きな魚という意味で「川鯛」というのが好きですね。
ストリッカーに暖簾のようにチヌを釣って重たくて重たくて仕方が無かったのは昨日のようです。

黒鯛といえば真鯛のノッコミは昨年より少し遅かったように思います。昔はオキアミを籠に詰めて釣る「天秤釣り」でしたが、今はオキアミをばら撒きそのオキアミの中に針のついたものをソート流す「ふかせ釣り」が主流です。この釣りでしたら難しい棚取りをしなくてもよく誰でも釣れるそうで、プレジャーボートや遊漁船で混雑しています。そこが問題で初心者や素人は小さい物でも釣って帰るし、時間一杯釣りまくります。釣って生活の糧にするわけではなく、釣れる事を楽しみます。釣りは有史依頼、人の本能かもしれません。しかし、命ある者を釣り上げる事は忘れないでほしいと思います。

4月


コナゴ

今年も吉崎参りの時期となりました。その時期取れるのが「コナゴ」です。今年は例年より漁が少なく、値段は三割高です。先日好きなゴルフに行きましたら芦原CCの9番ホールのティグランドでコナゴ漁をしているのを見かけました。驚いたことに砂浜から50mくらいの浅瀬を二艘の船で網を引っ張っています。コナゴ漁は地引網でする者と二艘引きとがあります。二艘引きは沖合いかと思っていましたが、あんな近くで漁をしているのには驚きました。
そのコナゴを親父が食べたところ「不誠実な茹で方だ」と非難しました。もう少し茹でる時間が長いほうがいいとのことでした。小生は決して不誠実ではないと思います。茹で上げる時間が短いとべたつきます。長いとパサパサで折れてしまいます。かに同様丁度の時間が難しいと思います。今回の「コナゴ」はカラッと程よく茹であがっています。脂っこく感じたのはコナゴが大きくなりすぎたせいだろうと思います。
年をとると思い込みが激しくなり少々不安になります。ボケるのはまだ早いよ・・・・。おとっつあん。

アマダイが4月から始まりました。例年通りはじめは少ないです。5月いっぱいまで漁があり、40日ほど休んで夏の漁になります。夏の漁になったら量も増え、脂も乗ってきます。

 

3月 3月20日でかに漁が終了しました。
ご来店いただいた皆様、ご贔屓頂いた皆様誠に有難うございました。
本年も色んな事がございました。高嶋礼子さんとTVに出演させていただいたり、「魚河岸三代目」に紹介されたり、リピーターの皆様に喜んで頂き、ほとんどの皆様に今年もお会いできました。ありがたい限りです。次のシーズンも皆様に喜んでいただけるよう、正直に誠意を込めて頑張ろうと思います。

2月のハタハタの豊漁が未だに続いています。海の中で砂をすくうようにハタハタが取れるそうです。ハタハタが沢山取れるのにも驚きますが、それが何時もいつも売れてしまうのに驚きます。人間とすごくて恐ろしいです。

甘えびが例年より早く脱皮が始まっています。これも海の影響でしょうか?

 

2月 今年はハタハタが沢山捕れます。とくにシケの後は、一度に800箱取れた日もありました。昨年の春に大量に捕れた小バタが大きくなったのやという人昨年の9月に季節はずれに大量に捕れたのがまだ居るという人さまざまですが数年前のこの時期1箱1万円で買ったのがうそみたいに捕れます。秋田のほうで漁獲制限をしている効果なのか定かでは有りません。数年前に大量に取れたタラが居なくなり、ハタハタが戻ってきています。この原因を追求すれば、カニの枯渇に役立つのではないかと思います。

反面、水カニの漁が例年に比べ極端に少なく、値段も数倍しています。今、身もつまり甘くなってきている時期です。しかし、少なく値段も高くなっています。水カニが少ないと言うことは脱皮したカニが少なく、故に来年身が詰まるカニが少なくなると言う証拠ではないかと心配しています。

海の中はどうなっているのやら・・・・・。

 

1月 セイコガ二の漁が1/10で終わりました。
元日はいい天気でしたが2日目からしけになり初漁は8日からになりました。セイコガニが禁漁になるまで2〜3航海ほど漁が出来た事になります。
例年通り新聞紙上で今年の漁あんばいが報告されていました。報道によると漁獲量は例年より多かったが漁獲高は4.5%ほど少なかったとのことでした。県漁連三国支所では漁獲高が減ったことの理由を「かにの型が小さかったこともあるが、不況や安価な県外産のかにが流入した」したとしてセイコガニもズワイガニ同様タグを付け差別化を計り漁獲高増を図りたいとしています。
しかし現場に居る私どもは少々違う見解です。不況は肌で感じていますが、いい方のかにが少なかったことが主な原因だと思います。
三国港に上がるセイコガニの1番大きいサイズは黒子の10パイ入りです。浜値で1箱25000円〜30000円位でした。しかしこの10パイ入りの箱は1船に1〜4箱くらいでした。次の大きさは中と言って20入りのかにです。そのかにもセリのはじめに出てくるものは2〜3箱ほど大きくあとは小さいものなってしまいますし、20パイ入っている中に2〜5ハイ足のないのが混ざっています。当方は10入りの大きいものを買いますが、他の業者に聞くとこの状況では小売りしにくく、他の港のほうが方が大きく揃っていて売りやすいとのことです。新聞発表の漁獲高や漁獲量は全体の数字でしかなく、個別の案件が見えてきません。全体的に良いかにが少なくなってきているのは現実でそれが数字になって現れたのだと思います。
タグを付けて差別化をすることも大切ですが、タグを付けた小さいカニと同じ値段のタグのない大きなカニではどちらが売れるでしょうか?すべてタグのついたものに軍配が上がるとは考えにくいように思います。やはり、いつも言っているように1〜2年かに漁を止めるか、漁期をもう少し短縮し(例えば12〜2月)絶対量を増やすことだと思います。