2002年下半期

12月


水かに

今月は先月より凪ぎが続いて出航機会が増えました。また、越前クラゲも海水温の低下に伴い死んでしまったようです。ただ相変わらずいいカニは少ないです。中旬に雪が降り少々カニの味が変わったように思います。味噌にも黄色い脂が浮いてくるようになりました。もう少しすると本格的なカニのシーズンに入ると思います。
12月21日より水がにの解禁です。水がにはズワイの脱皮したカニでいつも言っていますがこのカニをとらなければもっとズワイガニが増えるように思います。解禁日には底引き船団のうちの何隻かに水が二が見えましたが本格的にはまだ捕りに言っていないみたいです。漁師さんもまだ身が詰まっていない水がにをとっても余り水揚げ高が上がらないのを分かっているみたいで本腰を入れていないみたいです。
幸いなことです。
11月


「かにセリ」の様子


庭完成

11月6日いよいよ越前がにの解禁です。しかし、越前クラゲの被害もありますが、11月には珍しく天候が良くありません。とても寒い日が続き寒気が降りてきていい漁が出来ません。11月は例年でしたら漁獲が多いはずですがいつもの年に比べたら少ないように思います。ただセイコは例年並です、が形があまり大きい無いですね。それに、良いかにが取れる福井県と石川県境の漁場にはカニが少なく若狭湾沖まで行く船が多くなってきています。ただそこの魚場は深くあまり良くありません。特に雪が降る前は良くないように思います。今でも寒いですがもう少し寒くなるとカニがおいしくなりますよ。競り値も魚場によって1万円から2万円ほど違います。

カニの解禁にやっと間に合って庭の改装が済みました。椎の木が大きくなるには3年ほど掛かりますがそのころには良くなると思います。夏になったら家族でバーべキュウでもしたいですね。

 

10月


講習会の様子



庭の改修工事

海のほうは相変わらず「越前クラゲ」の大発生で不漁続き、お陰で魚特にカレイ類の高騰が顕著です。普段の年の倍近くしています。

先日、小浜(若狭地方)の「青池クッキングスクール」に「カニの食べ方講習会」に行って来ました。その日は例の拉致被害者の地村さんと浜本さんが小浜に帰ってくる日で、報道関係の方で一杯でした。当初は福井のビジネススクールのように若い生徒さんかと思っていましたが、集まってこられたのは、民宿のお上さんや、料理熱心な奥様、カニに関心のある男性など経験豊富な、私のような若輩者が先生と呼ばれていいものか不安でした。しかし、皆さん熱心にお話を聞いていただき、最後の雑炊も果敢に作っておられとても有意義な、小生にとりましても勉強になった一日でした。
お世話になった青池理事長様に深く感謝申します。

さて、南側に着く県道のお陰で、当店の庭が削られていたのですがやっと、工事が進み当店の庭の改修工事に取り掛かることが出来ました。こんもりとしていた椎の木が無残に切り刻まれはしましたが、塀をめぐらし従来より広い庭になったと思います。もう少し茂ってきましたらライトアップしてみたいなぁ〜とワクワクしています。

9月


のどぐろ


季節はずれのハタハタ

 

9月1日より底引き網漁が解禁になりました。来年の7月末まで長く食卓を海の幸で飾ります。
なんと言ってもこの時期の主役はメギス(ニギス)学名「アオギス」です。メギスの汐入(作り方はここで)はこの時期無くては成らないもので、皆楽しみに待っています。そのメギスを追って「のどぐろ」が捕れます。油が乗って最高に美味しいです。冬の味覚の王様が「越前がに」なら「のど黒」は秋の使者、待ちかねた味覚の皇帝でしょうか?

ただ今年は少し変です。まず、クラゲが大量に発生しています。「栄吉丸」と言うえび船が網を上げようとしたらあまりにも大量のクラゲのため、揚げることが出来ず網上げの鉄製のポールを折ってしまったくらいだそうです。クラゲは例年5月から6月にかけて発生し、海流に乗って夏ごろは北上してしまいます。しかし今年はまだ居座っています。底にいる魚などが掛かっても、網上げの際上層にいるクラゲが網の上層部に入り、網の下層に有った魚をつぶしてしまいます。その結果魚の水揚げは少なく、状態は悪くなってしまいます。
もう1つは今ごろ取れないはずのハタハタが良く捕れます。例年ハタハタは春に取れこの時期は北上しており、寒くなるころに又取れ始めます。今年の春は小さいハタハタが大量に取れたその残りなのでしょうか?それとも、メギスが取れないため、別の魚場を引いたら入ってのでしょうか?
いずれにしても海の中は少し変です。

 

8月



アマダイ

 

こんな年は初めてです。
アマダイの漁(クジ網)が7月31日から8月12日まで1度も有りませんでした。この期間は例年になく猛暑で、日本海に熱風が吹き込んでいた時期でした。漁師は朝の3時ごろ弁当を持って家を出て、その足で舞い戻る日々が続いていたそうです。朝皆集まるのですが海上に熱風が吹き荒れ、敦賀海上本部の発表は10m以上の風が吹くとの予想でした。クジ網漁は小型船が漁師一人で刺し網を引っ張りまわす漁な物で危険が伴いもます。止むを得ず弁当は家で食べる状況になってしまいます。
当方はこの時期、「クジの浜焼き」や「クジの一塩」、「クジの味噌漬け」などご用意しています。クジ漁が無くとても困窮しました。止むを得ず一本釣りのクジを利用するしかありませんでした。一本釣りのクジは鮮度もよくお刺身に最適ですが、何せ量が足りません、また形もそろわないのが実情です。
漁師も大変でした「アンちゃん盆過ごせんわ!」・・・・・我々も大変でした。
7月



アマダイ


越前うに

 

今月の漁は前半は台風模様で散々でした。例年なら7月15日から始まる漁が3日遅れで始まり漁師さんも「こんな年は始めてや!」と嘆いていました。実際私もあまりアマダイ漁が遅れて始まったのは記憶に有りません。
この辺りは集金日が25日〆の月末払いです。しかし、市場のセリの支払いは10日々で月に3回あります。昨日帳面をしていたのですがセリの請求書が1枚足りず2枚しか有りません。よく考えてみると、月の中あたりは一度もセリが無かったように思います。否有っても漁が少なく行かなかったように思います。じゃぁ、仕事しなかったの?ご心配なく、セリに掛からない船の漁師さんがいろんなものを持ってきていました。ご安心下さい。

今年も20日からウニの漁が解禁になりました。ウニの話は何時かしたので差し控えます(詳しくはここへ)去年は前の年の半分になったとお話しました。捕れる量が同じでも卵巣がプックリしてなくて痩せていたと言いました。今年は輪をかけて悪く、卵巣の状態は去年と同じで、それよりウニの大きさが半分になっているそうです。又今年も不良ですか?
いつもウニを詰める箱(輪げ物)を買っていたおばさんがとうとう入院してしまいました。今年で85歳になるばぁ〜ちゃんですがとても元気のいい海の女です。ところが75歳ではじめてハシカにかかって以来、オタフク風邪にはなるやら小指の骨を折るやら、腰を痛めるやらとうとう今年は入院してしまいました。ばぁ〜ちゃん一人でやっている万屋で、夏の暑い暑い中チョコレートが溶けていようが、菓子袋がパンパンに成っていようが、お構い無しのばぁ〜ちゃんで口癖が「とうちゃん元気か?」「ばぁちゃんは元気か?」でした。いつもアイスをご馳走になりながら壁に飾ってあるポスターを眺めていました。そのモデルは若き日の「宇津井健」あれは40年程前のものです。
今年は別の店で準備しました。いつかはあのばぁ〜ちゃんと一緒にウニもなくなるように思います。
ばぁ〜ちゃん元気になってね!!