2002年上半期

6月

福井北ロータリー卓話風景

カマス
6月19日(水)福井北ロータリーにお邪魔して卓話をしてきました。知人の方の紹介で当方のHPがとても面白いから三国の魚や蟹を話をしてくださいとのことでした。人前で話をすることがそれほど苦手なものでもなかったものでホイホイとお邪魔しました。ところが、その日は福島会長の最後の卓話例会日とのこと、「参ったなぁ〜」と思いつつ、30分喋りました。しかし30分なんてあっという間、蟹の話はとりとめも無く、いざ本題の旬の魚の話を!と思ったらもう5分残すのみ、会場の皆は時計を気にし始めばたばたと話のまとめをした始末。あぁ〜失敗しちゃった。ロータリーの方からは良かったよって慰めのお言葉を頂きましたが、もっと上手に話せたのにと後悔の念しきりでした。
ロータリーの方々とは手をつないで歌を歌わせていただきましたのでもうお仲間だと思っています。今度ご来店のせつはお仲間料金でサービスさせていただきます。・・・・・・御礼と感謝・・・・・・・。

今月も昨年同様海底清掃のため底引き船は20日あたりまで魚を捕ってきませんでした。県の予算をつけて韓国の漁具や漁場していました。感想は昨年申したのでここでは差し控えますが海はどんどん汚れていくのことには間違いがありません。

今の時期、釣りの「カマス」が卵を持ち干して良し刺身でも良しです。その他定置網の飛魚、小型のヒラマサが美味しいです。

5月  
わかめ漁


アンコウの卵

 

例年通り5月1日より「わかめ漁」が始まりました。しかし、今年の5月は天候に恵まれず雨や波の高い日が多く漁に出れる日はごくわずかでした。海女さんが耳が痛くなるほど潜って捕ってきますので波があって海が濁っている時は捕ることが出来ません。もし捕ることが出来ても2日ほど天候が良くないと板状に干したり、もみわかめに干すことが出来ません。本当に自然相手の仕事です。近頃は何でも手に入る時代です。地球の裏側からも自然界に無いものすらも手に出来ます。果たして人が生活するのに良い事なのでしょうか?それよりも海が濁ったり、天気を気にしながら漁をすることが自然に適ったリズムのように思います。
ちなみに「板わかめ」は米ケ脇地区、「もみわかめ」は安島地区で主に作ります。

冬に食べる「あんこう」が卵を持っています。浴衣に〆るへこ帯のような、蛙の卵な長いものです。ツルツルしてなんとも言えない美味しいものですよ。

 

4月


かに供養   妙海寺


くじ網

毎年かに漁が終わると「かに供養」を日蓮宗の「妙海寺」さんで行っています。当家の宗派は日蓮宗ではないのですが、先代の和尚さんから親しくして頂いていましたので30年近く行っています。今年は4月6日に懇ろにともなって頂きました。当方が無事に暮らせるのも蟹のおかげと深く感謝いたしました。

4月1日からアマダイ(くじ)の漁が始まりました。アマダイの漁は刺し網(刺し網についてはこちら)を1艘の船で引っ張って穴の中に居るアマダイを引っ掛ける漁です。深夜に就航した小型船がお昼過ぎに浜に戻り家族総出で網に掛かったくじを離します。昨年はくじが全般的に形が小さいものでした。しかし、今年は大きいように思います。また、例年春はアマダイよりレンコダイのほうが多いのですが今年はレンコダイの数が少ないようです。値段は何故か例年より高めです。くじ漁は5月いっぱい行い6月1日〜7月15日までお休みして8月末まで夏の漁が始まります。

3月
しろかれい
3月20日をもって今シーズンのかに漁は終了しました。毎年、この時期になると新聞紙上で今シーズンの蟹の状況が行われます。きっと「越前かに漁豊漁!水揚げ高減!」と報道されると思います。実際天候に恵まれたせいか、出航日数は多かったように思います。そのため漁獲量は多かったように思います。ただいつも申しておりますが良質のものが少なかった故に漁獲高は上がりません。実際2月に一番良かった船は「栄吉丸」で日帰りで海老を捕りに行っていた船でした。2日漁をして水かにを200箱ほど取ってきた船の倍ほどの水揚げがありました。
長く美味しい蟹を食べていくには漁期を含めもう一度考えなくてはならないように思います。例えば、漁期を12月〜2月に、また水蟹を制限するとか、ただ1年の大半をカニシーズンの頼っている漁師にしてみれば船頭を6人ほど乗せ5、60トンもの船を仕立てて、他に取るものが無いのが事実です。難しいですね・・・・・。

これからの時期、白かれいが美味しくなります。白かれいは学名ソウハチカレイといいます。春になると卵を持ちとってもおいしい物です。干物は外気温が20度までの日に干します。脂が乗っておいしいですよ。

 

2月


かに風景


ハタハタ

 

今月は海の状況もよく、あまり長いシケもなく昨年より多く水揚げされている状況です。ただいつも申しておりますが良質のものは少ない状態です。

ハタハタが多く取れるようになりました。朝30分ほど塩をして干してその日のうちに食べますと、とても美味しいです。
ハタハタは秋田県が有名です。「♪秋田名物ハツモリ、ハタハタ、男鹿で男鹿ブリコ・・・・・。ハイキタカサッサ、ホイサッサ♪」あのハタハタに比べますと形は小さく「ブリコ」(ハタハタの卵)はめったに入っていません。聞きますに秋田のハタハタは磯で捕れるそうです。福井では底引き網に入りますので卵を持ったものとそうでないものが生息する場所は違うように思います。しかし、秋田ほどではありませんが大きな美味しいハタハタが今の時期捕れます。もう少し4月の後半になると皮が硬くなり、小さいものが多くなります。海の中はもう春です。

 

1月


水かに

今年の1月は暮れから正月にかけて大雪になりました。お陰で楽しみにしていたゴルフもできず、PCの前でOSの入れ替えで一歩も出れない有様でした。
そのせいで、月の前半まではあまりいい漁が出来ませんでしたが後半は漁模様もよくいい蟹が捕れていました。この時期の蟹は味噌に黄色い油が浮いて、粒粒のママという状態の味噌になってきました。これぞ、「越前かに」といえるものになってきています。

写真は「水かに」です。水蟹の漁は12月25日より始まり3月20日かに漁が終わると時までです。赤い子があるセイコガニは1月の10日で禁猟になりました。捕っても売ってもいけないことになっていますが、ある料理旅館で20日過ぎに食べたと聞きびっくりしていました。いつも述べていますがかに漁は激減しています、特に良質のかにの漁が目に見えて少なくなっています。私は「セイコガニ」も写真の「水かに」も捕らないようにすればと思います。特に水かには何年もすると立派な越前かにになるものです。もっと踏み込んで越前がにの漁は2年に1度、3年に1度でもいいように思います。そうすれば量も増えるでしょうし、値段も下がります。それが出来なければ漁期を12月から2月までの3ヶ月にすればどうでしょう。
かには「北陸の冬の食文化」です。叩き売りにしたりまた、特別な人達のものでもありません。たくさんの人に喜んでもらいたいと思います。