![]() カマス
|
今年も例年同様1日〜3日までは漁師さんお休み、そして昨年同様10日間海底清掃に出かけました。(底引き網で海底のごみを集めに行きます)話しに聞きますと1航海(2日)あたり1隻30万の補助があるそうです。10日ですから150万程です。これは福井県だけで隣の石川県は行っていません。福井県の底引き網漁船は全部で100隻ほどありますから、この10日で1億5千万の補助になります。海の中はとても凄いそうです。魚が捕れる量よりゴミのほうが多いと聞きます。宝の海は今はゴミの海になっています。この現実を知っているのは我々関係のものだけです。清掃活動も大切ですが、もって何か方法が無い物かジレンマに陥ります。
今カマスが美味しくなってきました。大きい物を刺し身や干すと最高です。 小豆貝は中華ドンブリを逆さまにしたような籠にニシンを入れて捕獲します。身が大きく肝もたくさんあり夏の食べ物です。大根といっしょに煮出ししてからその煮汁に砂糖と醤油で味付けをします。酒のつまみ、暑い日にビールのあてに最適ですよ。 |
|
| 5月 | ![]() 大鯛
|
今年は鯛が豊漁でした。この時期卵を産みに瀬に集まります。所謂「ノッコミ」です。又姿がとても綺麗なため「桜鯛」と言われます。しかし新聞でも大きく報道されましたが例年になく豊漁でした。海流が変わったとか、雪が多く海水温が低いとか言われますがそれだけなら喜ばしいことですが? 味は、卵を持った雌より雄のほうが身が硬く甘みが有ります。それに何より白子が美味です。 鯛は鯛でも、楽しみにしていた黒鯛「チヌ」のノッコミがばらついています。まだ一度も竿を出さずにノッコミが終わりそうです。(!!) 春のアマダイ漁が5月末で終わります。春はアマダイよりメッキダイ「キダイ」の漁が多いのですが今年はアマダイのほうが多いみたいです。しかし型は例年になく小さめで僕が欲しい大きさの物は1船に1箱あるかないかです。夏の子持ちの脂が乗った物に期待しましょう。 |
| 4月 | ![]() コナゴ
|
三月の終わりから、北潟のコナゴ漁が始まりました。コナゴは学名「イカナゴ」の幼魚です。この時期4〜5cmになり一番美味しい時期にきております。一向宗の北陸本山「吉崎御坊」が北潟に有り、その昔蓮如上人がこの時期北陸にこられたことを記念して「蓮如上人様の御通り!」と皆が口々に唱えながら京都の地から北陸まで巡行する、蓮如上人記が行われ、4/29日に法要が行われます。その頃になるとコナゴも10cm近くになり「子ナゴ」が「女子(オナゴ)」に成ってしまい味が落ちると言います。スーパーで売っているものは瀬戸内海の物が多く、モッチャリしていますが地の物は捕れたてをすぐに湯がくので、表面がカリッとしていてとても風味があります。
この時期、底引き網に入る物に「オニエビ」が有ります。学名は「キタザコエビ」と言います。春の時期卵を産みに出てくるものが底引き網に掛かります。湯がいて食べるのが一番美味しいです。身は蝦蛄のようにこりっとしていてミソはまるでカニのようです。捕れる数はとても少なく、1船で1箱有るか無いかぐらいです。 |
| 3月 |
|
先日の、新聞を見ていたら左記のように今年の6/16から2ヶ月玄達瀬に遊漁船が入れるとの記事が出ていました。玄達瀬は越前岬の沖合いにある海底山脈の頂上がある魚介類の豊富なまさに海にすむ生き物の楽園といって良いものです。ここだけは乱獲を防ぐため漁師も規制を設けて守ってきた聖地です。もちろん、遊漁船は入れませんでした。しかし、このような決定がなされました。いつぞやも申しましたが、福井県の沖合いでの遊漁船の乱脈ぶりは石川県の沖合いを県の条例で締め出された石川県船の増加で目に余るものがあるそうです。漁師には生活権があるように遊漁船には、釣りを楽しむレジャー権なるものが有るそうです。それを楯に良漁場へ漁師が来る前に池に落ちた桜の花びらのごとく集まり、邪魔をしたり、刺し網を切ったりと大変だそうです。我々は「ナホトカ号の重油流失事件」で自然の大切さを否というほど感じたはずです。そもそも、漁と言う物はその日の生活の為に行うのが原点だと思います。そのために、明日の漁は明日に残す漁師の知恵がありました。レジャーは自分の欲求が満足すればそれでいいはずです。量は取る必要はありません。ぼくも、磯では釣りをします。しかし、ある程度の大きさ未満たないものはリリースします。 遊漁船にお願いがあります。漁師の邪魔はしないで下さい。自分の満足は程々にして下さい。自然や魚の命は大切に、自然の恵みを感じてください。 水たこは、真だこの雄です。これから、交尾産卵が始まり美味しくなります。水たこは皮と身の間がゼラチン質になって、噛めばかむほど甘味が出て美味しくなります。 |
| 2月 | ![]() 岩のり
|
岩のりが取れました。ご存知のように岩のりは荒々しい日本海の岩に付くのりで、アマさんが一撮み一撮み寒さと、波耐えながら撮ってくる冬の珍味です。その岩のりも、岩に付くものとテトラや護岸のセメントにつくものとでは雲泥の差が有ります。セメントにつくものは小生たちは「吹くれんぼ」と言い、まるでナイロンのように硬くごわごわしています。それに比べ岩に付くものは「かきのり」と言い小さく丸まっていて、口に入れるとふんわり解けてしまいます。まるで淡雪のようです。近年、岩のりは大変少なくなかなか手に入りません。それに、収穫や仕分けが大変で本当に重労働です。食べるのはやはり、茶のりで風味を楽しむのが一番のように思います。
今の甘海老は頭に来年の卵を持っています。子持ちの甘海老はもう卵を離してしまい、脱皮の時期に来ています。それに代わり今一番珍重されるのはこの頭に来年の卵(卵巣)を持った中海老という種類のものです。頭に卵巣を持ったものはこの時期しかありません。5月頃に成ると卵巣から卵を作り、お腹に抱くようになります。そしてその次の冬にまた卵を産みます。 |
| 1月 | ![]() 大雪のときの玄関
|
21世紀初めから海情報ではなく、近況になってしまいそうですが、1月13日の土曜日午前中からポツポツ雪が降り始め14日には当たり一面雪景色、翌15日には50cm、次の16日にも50cm、堪らず屋根雪を下ろしました。屋根に登って雪を下ろしたのは15年ぶりでした。これがその写真。しかしその次の17日にも50cm積もりました。もううんざりしました。しかし、嫌なことばかりでも有りませんでした。キセキレイやヒシクイの群れも見えましたし、夜は静寂そのものでした。あの時の雪がうそのように今はすっかり綺麗になっています。 26日昨日福井にあるビジネススクールに「かにの食べ方講習会」に行ってきました。今回で8回目だったそうです。いつもは親父が講師でしたが、今回は小生が行いました。平均年齢21歳の若い子達相手に、かにのさばき方の講習を行います。もしかしたらクラッカーでも投げられるかと思いましたら、とんでもなく静かに話を聞いてくれました。1時間少々の講座でしたが小生も有意義な時間を過ごすことが出来、機会を作っていただいた学校関係者の皆様に深く感謝申し上げます。 寒の時期になり、越前がにはその旨さを一段と増しています。この時期天皇陛下に献上する、「献上かに」の時期になりました。ずわいがには英語でスノークラブといいます。ずわいがには解禁の間に3回ほど味が変わります。解禁当初はみずみずしく、雪の降るこの時期は味噌に黄色い油が乗り甘味を帯びます。終わりの時期になると身はパンパンになり、味が濃くなります。僕は今の時期から2月までが一番良いと思います。 |