| 3月でかに漁も終わりいつもなら甘えび漁にかわるのですが、今年は漁が少なく魚を取りにいく船が5隻残っています。その魚も漁が少なく。小さなハタハタが例年より沢山取れています。しかし値段は大変安く漁師さんも大変です | ![]() ![]() |
甘鯛 白カレイの干物 干しカレイの焼き方のコツ |
4/1〜5/31まで春の甘鯛漁の季節です。小型の船が漁師さん一人で網を引いて砂の中に穴を掘って首だけ出している甘鯛を引っ掛けて取る漁です。今年は泥が多く例年の1/10くらいしか取れず。やめる船もあります。しかし春の甘鯛は淡白でとても美味しいですよ。 白カレイは学名医ソウハチカレイといいます。春になると卵を持ちとってもおいしい物です。干物はがい気温が20度までの日に干します。脂が乗っておいしいですよ。 |
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| 5月の連休は東尋坊への観光客がひどく4日には岩場の駐車場へ行くまでに2時間以上もかかったほどです。 底引き網のほうは沖合いにクラゲが大発生、網を破る程の凄さでした。漁のほうはヒラメをはじめ、種類は豊富になりましたが、干物は気温が高くなりもう終りの時期にきています。 そんな中海女さんのワカメ漁が始まりました。 |
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米が脇、海女さんのワカメ干し | この時期海女さんたちは天気の良い日を見計らって、朝早くから海に潜りワカメを取ってきます。磯のほうは小さく、沖のほうは大きいワカメが取れます。一度海水で洗って後写真のように干します。大きい物は板ワカメに、小さい物は粉若芽にします。米が脇のほうは板ワカメ、安島は粉ワカメが主流です。ご飯に振り掛けたり、おにぎりにすると絶品です。 | |
| 6月1日〜3日までは漁師さんたちはお休み。それ以降今週一杯までは県と町の海底清掃のお仕事で殆どの底引き船が出航するため魚の種類は大変少ない状況です。(えっ。海底清掃って何かって?県と町の補助を得て海の中のゴミを底引き網で取りに行くそうです)そこで今月は刺し網の漁をお話します。刺し網は夕方ポイトの底に網を敷き夜の間に移動し、アミに引っかかってきた魚などを朝早く取りに行く漁です。地元では寝ている間に魚が取れるということで「寝らま」といいます。 |
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天然車えび
赤いか |
梅雨に入ったこの時期沖の刺し網に天然の車えびがかかります。大きさは大きい物では25cmにもなります。しかし不思議なことに梅雨が明けると大きい物は少なくなります。食べ方はやはりお刺身それもピチピチはねたものより1日たった物は口に解けるようにやわらかくとても甘い物です。その他塩焼きホイル焼きと絶品です。
赤いかは剣先イカの俗称です。イカは取れたては透き通っていますが、その後興奮色の赤になります。それからだんだん色が抜けてまいります。取れたてはこりこりした食感がありますが、あまり味が有りません。この赤い状態のときが甘味を帯びておいしくなります。赤いかはとてもおいしいイカの呼び名です |
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| 7月から8月まで底引き船は大型船の大和堆調査操業を除いてお休みとなります。三国の主な水揚げは小型船や海女さんなどの潜水師たちの漁になります。海女さんたちは6月の中ごろにワカメ漁が終り「アワビ」「サザエ」「岩がき」「岩もずく」などを採りに行きます。小型船は近年は遊漁のお客さんが主で漁をする人たちは「ハチメ」「ソイ」「目ダイ」等が主です。しかし、底引き網がお休みですとやはり、魚の種類は少なくなります。僕達は魚が枯れるといいます。暑くなるにつれ漁獲も減り、寂しくなります。そんな中で7/15からは40日休んだ夏の甘鯛漁が始まります。 |
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岩もずく
わたりがに |
もずくには細いヌルヌルとした「沖もずく」とコリコリした硬い「岩もずく」があります。「沖もずく」は沖に漂う藻につくそうです。「岩もずく」は文字どうり岩に生え海女さんが潜って採ってきます。地元の人は「岩もずく」を好みます。戻し方は召し上がり方のコツを参照してください。
わたりガには刺し網で取れます。この時期のメスは卵を沢山持っています。しかしこの卵(外子)は食べても美味しくありません。中にある内子が美味しいと思います。ただ少々泥臭く、茹でるときは御酒を加えると良いと思います。小さい物はやはり味噌汁が一番です。しかし近年数がとても少なくなりました。残念です。 |
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| 今年の夏は異常に暑い日が続いています。皆さんお身体の調子は如何ですか?本年2000年世紀末の年やはり地球が少々おかしくなってきているのではと心配するのは小生だけでしょうか。海の方も少しおかしいように思います。7/15から始まる夏の甘鯛漁ですが例年に比べ甘鯛の型が大変小さいので驚いています。それに7/20からのウニ漁もウニの中の卵巣の大きさが異常に小さいです。いや小さいと言うより未発達と言ったほうが良いように思います。先日北海道の海焼けのニュースをテレビで見ました。森林の伐採の影響で海藻が生えず海が砂漠化してきていてそこにいるウニは海藻がコンモリある海に比べ卵巣が未成熟で、今年の越前のウニと同様でした。豊な海は豊な森から生まれることを我々はもう一度考え直さねばならないように思います。 |
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ウニ割
ウニの卵巣 |
越前の塩ウニは日本の三大珍味に上げられます。「能登のこのわた」「長崎のからすみ」「越前の塩雲丹」がそれです。「越前の塩雲丹」は昔は夏に100メ(330g)食べると冬は風邪引かぬと言われた猛暑の良薬でした。雲丹と言っても全長2.5〜4cmの小さい馬糞雲丹の成熟した卵巣をとり海水で洗い一晩塩づけにします。 朝の7時から10時までの3時間海に潜り馬糞雲丹を取ってきます。取れる資格は海女の家の女性だけです。決して男は採ることが出来ません。海女の家ではその家に何人女性が居るかで収入が違ってきます。海女の家では男が生まれるより女が生まれることを喜びました。 |
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| 今年の夏はとても暑く大変でした。9月に入り待望の雨が降ると夜は涼しくなり、虫の声が秋を感じさせるようになりました。そして、9月からは底引き網が始まり魚の漁も種類も豊富になり、三国の競り市も活気を帯びております。それに「長栄丸」が新造船を造りました。時価3億円だそうです。三国の浜もいつにも増して活気付いております。 秋の底引き網はやはりメギスです。三国の底引き船は15隻あります。そのうちの2隻が魚を捕ってきます。その後は甘えびを取りに行きます。魚場が違うと道具も距離も違います。魚場に行った船はメギスを主に取ります。そうすると鯛やヒラメなど魚種は豊富です。魚種が豊富なのは喜ばしいけどやはりメギスの汐入が皆食べたくて仕方が有りません。メギスの汐入は美味しいですよ!! |
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メギス「メギスの汐入」
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メギスは属名です。学名は「ニギス」といいます。大きさは10〜20cmぐらいです。身が柔らかく新鮮でなくては値が落ちます。小さい物は汐入りやから揚げ、ツミレにすると大変美味です。大きいものは鉄砲メギスといい焼き物にします。塩焼きにしたものにチョット醤油を垂らしたらとても美味です。しかし、僕は汐入が好きです。汐入の作り方は美味しい召し上がり方のコツで紹介しています。
そのメギスを追っかけてくる魚がのど黒です。冬の「越前がに」夏の「岩がき」それに秋の「のど黒」は北陸の四季の味覚の代表です。学名は「あかむつ」といいます。むつの仲間には「あかむつ」と「くろむつ」がありますが、黒い物はやはり味が落ちます。また、むつというとスーパーで売っている醤油焼きにしてある外国産のギンダラやメルーを思われると思いますが。これが本当の国内産のむつです。やはり塩焼きが一番、脂があってジューシイで、それでいて淡白で甘味があるなんともいえない美味な魚です。ただ漁はとても少なく大変貴重な物です。なぜのど黒というかは口を開けたら、口の中が黒いのでその名がつきました。しかし、富山のほうに行くと「魚神」と呼ばれるそうです。魚の価値からすると「うお」の「かみさま」のほうが適切なように思います。 |
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| あの暑さがウソのように朝晩めっきり涼しくなりました。家では子供達やら上さんが、小生もですが季節の変り目でしょうか体調を崩して風邪を引いているみたいです。今日チョット早いんですが、カーペットを出してきました。早々涼しくなったので朝晩の涼しい時間をめがけて干物を作ります。しかし、昼になると20度を超えるのであまり身の厚いものは干物としては向きません。ですから今の時期の代表的な干物は「笹がれい」です。身は薄いですがとても上品です。 それから、越前がにの解禁が(11/6〜3/20)までになりました。いよいよ解禁近しです。今年はどれだけ取れるか今の時期とても心配です。良く一匹も取れない夢を見ます。どうしようと思ったら目がさめます。大変心配です。 |
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笹かれいの干物
スルメイカの若干し |
笹がれいは「若狭がれい」とも言います。学名は「柳虫がれい」といいます。かれいの黒い面に虫が食ったような斑点が有り、柳のように細いかれいだからその名前がつきました。旬は今の時期から雪が降るまでの晩秋から初冬にかけてです。身は薄いが干物にすると翡翠のように透き通りとても綺麗で、それでとても上品な味のする北陸の晩秋の代表的な味覚です。生息している場所は100〜170mの海底で刺し網や底引き網で捕ります。11月には皇室に献上いたします。この時期は三国では蟹漁に変わり献上するのは若狭のほうになります。しかし、干物にしている風景はとても綺麗で、干物で一杯はとてもとてもウフフですよ。 スルメイカはこの時期皮イかといい身が薄くなります。そのイかをさっと干して軽く火であぶるととても美味しいですよ!! |
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| いよいよ越前がにのシーズンとなりました。11月の6日が解禁で今日で10日近くになります。今年の漁あんばいですが、報道では例年になくほう漁だと申します。浜に行ってせりに参加しているものとしましては少々首を傾げたくなります。確かにメスの「せいこかに」(福井ではそう言います。)は漁があると思います。しかしながら、例年になく型が小さいものばかりです。それに、雄の「ずわいがに」も大きいものが少なくて困っています。ですから、競値のほうも「せいこかに」はあまり出ず、雄がには例年になく高値です。この時期では箱あたり2〜4万円高くなっています。昨日は1尾あたり4万円の値がついたものもありました。この分だとお歳暮が始まる12月になったらどうなるか心配です。もしお買い上げでしたら一度お電話してみて相場を聞かれるといいと思います。 |
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越前かに (ずわいがに)
干しかれい |
三国のせりは箱に、かにを立てて1箱ずつ競り落としてきます。 11月も半ばになり夜になると吐く息が白くなるようになりました。そうなると干しカレイの季節、北陸の風が赤がれいに自然の恵みという味付けをしてくれます。美味しいですよ。 |
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| 更新が遅れて申し訳ありません。 昨日の福井放送の6時のニュースでカニ漁が好調との報道がありました。それによると、「カニ解禁になってから40日過ぎた現在で、出航日が15日、雄かにが昨年の40%増、雌かにが35%増、値段は昨年より安いがお歳暮が盛りになると20%ほど高くなる」とのものでした。確かに今年は昨年よりは出航日時が多いように思います。40日のうちに15日出航したのだから2日に1度は漁が有ったと言うことになります。昨年は11/20以降に1週間の時化が続きました。漁獲高の増加は出航日の増加で説明がつきます。しかし、豊漁かと言えば答えは「No]です。報道では「魚場を石川県沖から南よりに変えた」と有りましたが、真実は石川県沖の一番良い漁場にカニがいなくやむ終えず魚場を変えたといったほうが良いと思います。結果、良いカニは少なく、小さいカニが多く漁獲量は上がるけど漁獲高は上がらない。つまり、小さいカニは安くても大きく立派なカニは少なく、値は張っているのが現状です。 先日漁師に、カニが無くなったらどうするか聞きました。彼らにはどうすることも出来ません。養殖でもしようかと笑い話になりましたが、皆感じています。いつか良いカニは無くなる事を・・・。 |
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せいこがに
あかこ くろこ へりこ |
「せいこがに」は越前がにの雌です。福井(越前)では「せいこがに」石川では「こうばこ」京都では「こっぺがに」山陰では「おやがに」といいます。同じものがこれだけ呼び名が違うのは、それだけその土地で馴染み親しまれたものだと思います。 詳しい生態はまた「かに豆知識」でお話しようと思いますが卵を持つのに10年以上は掛かります。大小さまざまですが、今年は大きいものはごく少ないように思います。 購入のポイントはいくつかありますが。@足の取れていないものA外の卵の黒いもの「くろこ」と言います。それに、信頼できる魚屋さんで買うことですね。 「くろこ」「あかこ」「へりこ」の違いは、卵の無いものが「へりこ」で、卵があっても放卵(卵を離す)が近いのは「くろこ」まだ放卵しないのが「あかこ」です。放卵の時期の違いは中の内子の量に比例します。内子の多いのは「くろこ」少ないのは「あかこ」です。 一番美味しい「せいこがに」は茹でたてで、「くろこ」で大きいものと言えますね。 そうそう、「せいこがに」の漁は年明け1月10日までです。その後は抱卵の時期になり禁漁です。 |